この日に発行された世界の新聞20紙の一面を、翻訳と解説で読めます。
ワシントンD.C.(アメリカ) · 英語
- 猿人の頭骨を発見
進化の空白を埋める可能性!
- パイプをたたく音が
鉱山の救助隊を奮い立たせる
- 建設費5,000,000ドルの集合住宅
北西部で間もなく着工
1926年9月28日付のイブニング・スターは、ジャワ島で完全な先史時代の頭骨が発見されたと伝え、デュボアの以前の発見と、それをめぐる論争を紹介した。鉱山救助の記事は、ふさがれた通路、閉じ込められた人々に近づく4つの経路、救出までの所要時間をめぐる見通しの違いを報じた。ワシントンでは、ハリー・ウォードマンが北西部に3,000室を超える建設費5,000,000ドルの住宅群を計画していると伝えた。
モンゴメリー(アメリカ) · 英語
- ウィスコンシン州の有権者、禁酒法改正への意向を表明へ
- 自由公債を追跡、ハリー・ドハティの兄弟の銀行で確認
- 坑内深部から生存の兆し、救助隊を奮い立たせる
1926年9月28日付のモンゴメリー・アドバタイザーは、決着のついていない三つの出来事を報じた。ウィスコンシン州では、2.75%ビールを認めるよう連邦議会に求める諮問的な住民投票について、裁判所が差し止め請求を退けたと伝えた。ドハティとミラーの共謀事件の公判では、自由公債と売却代金の行方をたどる証言を取り上げ、政府側が主張する賄賂の経路を報じた。アイアンウッドの鉱山では、危険を冒して坑内に下りた鉱夫が物音を聞き、水道管への合図に応答がない中でも、閉じ込められた43人の生存に希望を抱いたと伝えた。
ロンドン(カナダ・オンタリオ州) · 英語
- ジャワの頭骨に科学者たちが興奮
- 学生は正しい人生観を身につけているか?
- 300年にわたる奉仕がたたえられる
1926年9月28日付ロンドン・イヴニング・アドヴァタイザー紙は、ジャワで先史時代の完全な頭骨が見つかったという知らせへの興奮と、詳報を求める科学者の動き、標本の輸出禁止を伝えた。地元の教育家が、学校でのダンスの奨励を提案したファーガソン州首相に異議を唱え、社交上の付き合いを学業での落第や親の出費と結びつけて論じたことも報じた。また、カトリック百周年記念行事の一環として行われたブレシア・ホールの正式開館式に大勢が集まり、聖歌が響く中、若い女性の指導をめぐる説教が行われたと伝えた。
ベルリン(ドイツ) · ドイツ語
- ポアンカレの第二の演説
- 「大連立」をめぐって
- 皇帝フリードリヒの自由主義
1926年9月28日の『フォッシッシェ・ツァイトゥング』は、ドイツとの協力に応じる姿勢を示しながら、条約上の権利、武装解除、賠償を重視し、フランスの債務返済を復興負担と結びつけたポアンカレの演説を伝えた。プロイセンでは、私的な連立協議を取り上げ、ドイツ人民党がドイツ国家人民党の参加を条件とせず、閣僚ポストの獲得を通じて政権に加わる可能性を論じた。エーミール・ルートヴィヒは、グスタフ・フライタークの回想を用い、皇太子フリードリヒの議会政治への志向とホーエンツォレルン家のための野心を並べて、その自由主義者としての名声を問い直した。
パリ(フランス) · フランス語
- ポアンカレ氏の施政方針
- イギリスの炭鉱危機が持つ重大な意味
- 海軍整備計画の実施
『ル・フィガロ』の三つの論説は、国家の再建を、それを支える権威と資源の問題に結びつけて論じた。アンリ・ヴォノヴァンは、ポアンカレの行政節減と本国・植民地の開発構想を歓迎する一方、具体的な通貨政策の提示を待つ姿勢を示した。アルフレッド・マレは、賃金、労働時間、交渉方式からイギリスの炭鉱争議を検討し、労働組合主義と保守主義のヨーロッパ規模の対決として描いた。A・トマジは艦隊更新の進捗を点検し、建造費の上昇に対応する年間予算の増額を求めた。
ウィーン(オーストリア) · ドイツ語
- ギリシャの前独裁者、自らの失脚を語る
- ストライキ中の英国炭鉱労働者、抵抗力が衰える
- ロシアで労働組合活動を制限
一九二六年九月二十八日の『ノイエ・フライエ・プレッセ』には、失脚したギリシャの統治者による自己弁護と、労働組合をめぐる二つの報道が並んだ。パンガロスは議会の支持、大統領の承認、国民から得たとする信任を挙げ、失脚の原因を裏切りに求めた。ロンドン電は、炭鉱労働者の指導部への批判が出るなか、クックが妥協と辞任への用意を示したと伝えた。モスクワ電は、利権企業での組合の要求を協約と法律に基づく権利に限定し、企業の存続にも配慮させる規則を報じた。
アルジェ(アルジェリア) · フランス語
- アルジェリアのために
- ポアンカレ氏、バル=ル=デュックで政府の財政再建について大演説
- イタリア・スペイン協定
『レコー・ダルジェ』は、ヴィオレットの農業金融政策と側近の秘密主義を批判し、入植者の反対によって計画が縮小され、アルジェリア選出議員が手形割引の便宜を実現したと主張した。ポアンカレの演説は、財政崩壊を防ぐための新税を擁護し、国家専売事業の売却が有利だとする議論に異を唱えた。タンジール発の報道は、予定されるイタリア・スペインの海軍示威行動がスペインの要求を後押しし、国際管理地区を揺るがしかねないという英国紙の懸念を伝えた。
Madagascar · フランス語
『ラ・トリビューン・ド・マダガスカル』の1926年9月28日号には、住宅費や行政の対応力をめぐる議論と、欧州外交の報道をめぐる争いが並んだ。住宅問題の社説は、借家人が支払いきれない家賃を要求された際、フランスの立法府が介入した例を取り上げた。別の社説は、予想外の都市の発展によって一人の行政官が二つの部門を担うことは不可能になったと論じつつ、解決はなお可能だと主張した。短い報道は、ドイツの民族主義派の記者がシュトレーゼマンの演説を歪めたという『パリ・ミディ』特派員の見解を伝えた。
サイゴン(現ベトナム) · フランス語
1926年9月28日付『レコー・アンナミット』には、政治上の自制、財政緊縮、外交への楽観が並んだ。チュオン・ヴァン・ベンとグエン・ファン・ロンは、約束する者の善意や願いでは実現を左右できない約束のむなしさを理由に、綱領の提示を拒んだ。フランスからの記事は、行政経費削減への各県議会の対応が分かれる一方、ジュネーヴでのブリアンの働きは一様に称賛されたと伝えた。シュトレーゼマンについては、専門家や軍人、金融関係者の異論にもかかわらず、フランスとの接近はヨーロッパの平和を確かなものにし、世論の支持も得られると主張したことを報じた。
Czechia · ドイツ語
- ポアンカレに弱気。
- ポアンカレ、ドイツを信頼せず。
- ボールドウィン、炭鉱主を非難。
1926年9月28日付の『プラーガー・タークブラット』は、仏独接近を取り巻く財政と政治の緊張を伝えた。論説はポアンカレの財政再建への信頼に疑問を投げかけ、構想中の取引の核心にアメリカからの融資を据えた。パリ発の記事は、緊縮政策を弁護し、戦争についてフランスの潔白を強調する彼の演説を報じた。ロンドン発の記事は、炭鉱主を非難したボールドウィンが、石炭争議のどちらの当事者にも政府は妥結を強制できないと述べたことを伝えた。
ジュネーヴ(スイス) · フランス語
1926年9月28日の『ジュルナル・ド・ジュネーヴ』は、郡庁や裁判所の廃止に抗議する市長たちの要求を改革への脅威と捉え、ポアンカレの断固たる姿勢を擁護した。スイスの小麦政策を論じた社説は、備蓄と生産者支援を輸入独占なしで実現する発議案を示し、独占案への反対投票を訴えた。ソヴィエトの獄中生活については、匿名の外国人が語る処刑待ちの恐怖、過密な監房、領事館からの援助、外国代表団に見せる刑務所との落差を伝えた。
ベオグラード(現セルビア) · sr-Cyrl
『ポリティカ』1926年9月28日号は、預金者保護と、プリモ・デ・リベラに対する砲兵将校たちの抵抗を取り上げた。金融論説は、国家が保証する預金や貯蓄銀行への業務制限を紹介し、預金の大部分を集める株式会社形態の銀行にも特別な保護措置が必要だと論じた。セゴビアの記事は、隠された秘密への誘いに語り手が町へと引き寄せられる展開を描き、同地の砲兵学校を抵抗の魂ともいうべき存在だと伝えた。
オスロ(ノルウェー) · ノルウェー語
- 船主たちの総会。
- 「国王の許可による蒸留酒販売。」
- 禁酒法の影響を語るノルウェー西部の警察署長たち。
1926年9月28日付のアフテンポステンは、石炭輸送と穀物の船積み期による船腹需要の増加で海運業が自信を取り戻す一方、国内の造船所では仕事が減っていると伝えた。社説は、禁酒法廃止後も国王の許可によって蒸留酒販売が永久に続くという主張に反論し、すべての販売所を閉鎖させるほど住民の反対が強まれば、全国的な禁酒法が再び成立するはずだと論じた。ベルゲンの警察報告は、専門業者による密輸が沈静化する一方、商船員が常連客に少量ずつ販売する取引は続いていると報じた。
ライデン(オランダ) · オランダ語
- 国際情勢。
- 市内ニュース。
- ポアンカレの2度目の演説、
1926年9月28日付のライデシュ・ダフブラット紙は、国際交渉や金融不安とともに、ライデンの日常生活を伝えた。軍縮記事は、軍事面の準備作業と準備委員会の最終責任との分担を説明し、陸上軍備の地域的な条約とワシントン協定の対象外の艦種への配慮を求めるアメリカの立場を報じた。市内ニュースは市長の退院を喜び、ファン・ライケンの改装された蓄音機店、試聴の様子、電気録音を熱心に紹介し、記念碑建立のための募金にも触れた。ポアンカレの演説記事は、フランの下落を抑えるためには政党間の協力と重い犠牲の受け入れが必要だという主張を伝えた。
チュニス(チュニジア) · フランス語
『ル・プティ・マタン』は、平和への期待をジュネーヴとベルリンで進む外交の動きと結びつけて伝えた。マルセル・ユアールは、ド・ジュヴネルとポール・ボンクールの発言を、フランスの善意と正義、友愛への情熱を示すものとして称賛した。ジュネーヴ発の記事は、重要な軍縮準備会合に出席するため代表たちが滞在を延ばし、スペインが協力の継続を望んでいると報じた。別の記事は、トワリーでの了解に基づく仏独協議が間もなく始まり、ルシュールが10月6日からベルリンに3日間滞在する予定だと伝えた。
上海(中国) · 中国語
- 奉天軍、衛戍部隊を編入
- 呉、奉天・山東の援軍派遣を引き続き遅らせるよう要請
- 商務印書館(コマーシャル・プレス)
1926年9月28日の『時報』には、軍の指揮権をめぐる報道と書籍購入を促す広告が並んだ。衛戍部隊には、改編を希望する者は登録し、それ以外は王懐慶の邸宅で次の命令を待つよう指示が出されたと伝えた。呉佩孚は兵力が十分だとして広東への艦隊派遣を求め、別の提案では李景林を湖北援軍の総司令に推す動きがあったと報じた。商務印書館の広告は、周年記念贈呈品の特価提供と日常用の参考図書を掲げ、月末までの利用を呼びかけた。
北京(中国) · 中国語
- 第一舞台(ディーイー・ウータイ)
- 『世界日報』副刊合本
北京の娯楽と読書をめぐる二つの告知が並んだ。第一舞台と徳記商行は、目新しい映画が北京に届いていないため上映を一時休止し、従来の契約を解除すると伝えた。副刊合本の広告は、8月分を美しく印刷・装丁した1冊として売り出し、学識ある執筆陣、約120ページ、150点以上の作品、学問と楽しさの両立をうたった。第1巻の目次には、随筆、民謡、日記、詩などが並んだ。
サンティアゴ(チリ) · スペイン語
1926年9月28日付『ラ・ナシオン』の紙面には、フランスの怪事件、家庭内の喜劇、映画広告が並んだ。幽霊屋敷とされる家で母親と四人の子どもが毎晩物音におびえ、憲兵が調査に赴いたと伝えた。G・ドービニャックの物語は、雇い主がカタリナの仕事を引き受け、盗難事件におびえる彼女に自分の寝室まで譲る様子を描いた。UFAの広告は『ワルツの魅力』の世界的成功をうたい、サンティアゴの三劇場の夕方の上映時刻を告知した。
ブエノスアイレス(アルゼンチン) · スペイン語
- 今日
- タンピコで拘禁者がストライキ
- サンフルホ将軍の旅行が成功
『クリティカ』は、司法が犯罪そのものの解明よりも被告人の私生活の暴露に力を注いでいると批判した。タンピコからの電報は、男女の拘禁者によるハンガーストライキと、刑務所長の解任要求を伝えた。別の電報はサンフルホ将軍のモロッコ旅行を成功と評し、熱烈な歓迎、砲艦の随行、内陸部で続く帰順を報じた。同紙は、ポルトープランスで英国船が火災により焼失したことも見出しで伝えた。
Italy · イタリア語
- ポアンカレとシュトレーゼマン
- わが国の財政の健全さを攻撃する
外国の偏向した宣伝運動
- 英国議会の再開
『イル・ピッコロ』は、ポアンカレがドイツとの接近に応じる姿勢を示す一方、賠償、軍備解除、帝国政府の戦争責任を疑問に付さないことを厳しく求めたことと、フランス各紙の好意的な反応を伝えた。財政記事は、外国からの批判に対抗し、イタリアの支出、対外借款、企業の増資規制を擁護するヴォルタ通信の主張を掲載した。英国議会の記事は、炭鉱争議をめぐる悲観論の再燃、政府の行動を求める訴え、膠着状態が続いているとするボールドウィンの説明を報じた。末尾の告知は、悪天候によって本紙へのニュースの到着が妨げられたと伝えた。