新聞を読み込んでいます… / Loading the edition…

· ブエノスアイレス(アルゼンチン) · スペイン語

Crítica

クリティカ紙の一面は、前夜にブルックリンのエベッツ・フィールドで行われたヘビー級戦を、AP通信のニューヨーク電で大きく伝えた。記事によると、リトアニア系で元米海軍水兵のジャック・シャーキーはハリー・ウィルスを打ちのめし、左目をふさがせ、右目の上を深く切った。レフェリーのヘイリー氏は第13ラウンドに、反則を重ねたウィルスを失格とした。シャーキーは試合後すぐに王者ジーン・タニーへの挑戦を表明し、ウィルスは長いブランクを敗因に挙げた。電文は、この敗戦をウィルスが15年間で初めて白人に喫した黒星だと報じた。同じ紙面は、米政府がソビエト政府の承認を真剣に検討していると見出しで伝えたが、その下で判読できた本文はボクシングの記事だった。

この読み取りは、一面の右側と中央の段から三つの記事を収める。最初の記事はソビエト承認の見出しの下に置かれているが、判読できる本文はAP通信のボクシング記事であり、ソビエト関連記事の本文は含まれない。OCRの文字列は乱れて段どうしが混ざり、画像の分割で文字の端も欠けている。そのため本文には[?]で示した欠落があり、二つ目の記事には省略記号で示した飛びがあり、末尾の語句も途切れている。三つ目の記事は写真説明の断片一つだけである。アルベアル大統領を扱った「Hoy」欄、シューマッハーの記事、ルーマニアとチラパの短信、大部分の写真説明は、この読み取りの対象外である。

翻訳

ヤンキー政府、ソビエト承認を真剣に検討

ウィルスを破ったシャーキー、昨日さっそくジーン・タニーに挑戦
デンプシーを破ったタニーと同じく、シャーキー——本名ジョゼフ・ポール・クコスキー——も米海軍の水兵だった
リトアニア系
(AP通信)ニューヨーク、13日発——ジャック・デンプシーとハリー・ウィルスは、前者は世界ヘビー級王者として、後者は同じタイトルの挑戦候補として、いずれも海軍にいたボクサーに取って代わられた。元水兵ジェームズ・ジョゼフ・タニーがデンプシーを破ってまもなく、昨夜、ハリー・ウィルスは元水兵ジョゼフ・ポール・クコスキーに敗れて脱落した。クコスキーはニューヨーク州ビンガンプトン生まれのリトアニア系で、リングネームはジャック・シャーキーである。シャーキーが控室に戻って最初に口にしたのは、タニーへの挑戦だった。一方、ハリー・ウィルスは「長いあいだ試合から遠ざかっていた。それが負けた原因だ」と語った。
第4ラウンド以降、ウィルスは守勢に回り、ガードを固めるのが精いっぱいだった
黒人がいくらか優勢だったのは第3ラウンドだけで、ほかのラウンドはすべて相手のものだった。とりわけ勝負を決めた終盤のラウンドはそうだった
なぜノックアウトを免れたのか
(AP通信)ニューヨーク、13日発——昨夜ブルックリンのエベッツ・フィールドで行われたハリー・ウィルス対ジャック・シャーキー戦の判定が下されたとき、自分のコーナーへ向かうハリー・ウィルスの姿は痛ましかった。左目はほとんど完全にふさがり、右目の上には深い傷があって激しく出血し、鼻と口にもほかの傷があった。第4ラウンド以降、黒人は守勢に回って戦い、[?]身を守った。恐るべき[?]は、第10、11、12ラウンドにハリー・ウィルスをノックアウト寸前まで追い込んだように見えた。このときセネガルの黒人は、懸命にガードしようとしたにもかかわらず、顔を変形させ出血させる強烈なストレートを浴びてよろめき、ロープまで後退した。シャーキーにパンチを決め切る力が足りなかったことが、ハリー・ウィルスをノックアウトから救った。黒人が得たのは第3[?]

ハリー・ウィルスの野望、昨夜あっけなく無残に終わる

鼻と口に。第4ラウンド以降、黒人は守勢に回って戦い、容赦なく打ちつけるシャーキーの恐るべきパンチから必死に身を守った。猛然と攻撃に飛び込んだシャーキーは……ウィルスをノックアウトから。黒人が優勢だったのは第3ラウンドだけだった。第2ラウンドは互角で、ほかのラウンドはすべてジャック・シャーキーが取った。
ハリー・ウィルスの野望、昨夜あっけなく無残に終わる
世界王座を狙う挑戦者は、得意とするクリンチ中の打撃を封じられて反則打に及び、失格となった
白人に初めて敗れる
(AP通信)ニューヨーク、13日発——世界ヘビー級王座の栄誉を目指したハリー・ウィルスの野望は、昨夜あっけなく無残に終わった。昨夜ブルックリンのエベッツ・フィールドでボストンのボクサー、ジャック・シャーキーと戦った試合の第13ラウンドに、レフェリーのヘイリー氏は反則を繰り返した有色のボクサーを失格とし、相手に勝利を与えた。セネガンビアの元港湾労働者は、レフェリーの素早く力強い介入によって得意のクリンチ中の打撃を封じられ、緩慢な試合をした。いつもの攻撃性もパンチの威力も欠けているのが見て取れた。この試合の結果は、番狂わせの続いたボクシング界の一年の頂点となる出来事だっただけでなく、リングで15年間戦い続けてきたウィルスが白人の相手に敗れた初めての試合ともなった。……世界……デンプシーとタニーの間の……は

ウィルスを破ったシャーキー、昨日さっそくジーン・タニーに挑戦

幼い弟から残酷な……を受けた少年

解説

1926年の失格がハリー・ウィルスの王座への道を閉ざした経緯

ハリー・ウィルスは世界カラード・ヘビー級王座を3度保持した米国のボクサーであり、多くのボクシング史家はウィルスを、白人のヘビー級王者が引いたカラーラインの最もひどい犠牲者とみなしている。ウィルスとジャック・デンプシーは1925年7月に1926年のタイトル戦の契約を結んだが、この試合は実現しなかった。AP電がウィルスの王座への「野望」と書いた背景にはこの経緯があり、シャーキー戦がウィルスにとって重い意味を持った理由もここにある。記録によれば、ウィルスは失格の時点で一方的に打ち負かされており、記事の描写と一致する。戦績の注記は失格の理由を反則のバックハンドとしている。新聞のほうは、レフェリーにクリンチ中の打撃を止められたウィルスが反則を重ねたとだけ伝えた。この敗戦でウィルスが失ったのは、1試合の勝敗だけではなかった。ウィルスはシャーキー戦に臨んだことで3度目のカラード王座を返上させられ、翌年にはパウリノ・ウスクドゥンにKOされて有力挑戦者の地位を失った。電文はウィルスをセネガルの黒人、セネガンビアの元港湾労働者と呼んだが、ウィルスは米国のボクサーである。

ジャック・シャーキーの人物像とタニーへの挑戦のその後

電文がビンガンプトン出身のジョゼフ・ポール・クコスキーと書いたジャック・シャーキーは、リトアニア系移民の息子として1902年にニューヨーク州ビンガムトンで生まれた。シャーキーの出生名は一般にジョゼフ・ポール・ズカウスカスとされ、電文の「クコスキー」は音をそのまま写したつづりである。シャーキーは、挑戦者トム・シャーキーと王者ジャック・デンプシーという二人の憧れの選手からリングネームを作った。元水兵のタニーとシャーキーがデンプシーとウィルスに取って代わったという対比は、AP電が1926年のシーズンについて示した見方である。シャーキーの控室での挑戦表明は、すぐにはタニー戦につながらなかった。シャーキーは1927年7月21日、勝者がタニーのタイトルに挑む条件で憧れのデンプシーと戦い、第7ラウンドにKOされた。シャーキーは最終的に1932年、マックス・シュメリングに物議を醸す判定で勝ってヘビー級王者となった。

1926年の米国はソビエト承認からどれほど遠かったか

クリティカ紙の見出しは、米国がソビエト政府の承認を真剣に検討しているとブエノスアイレスの読者に伝えた。その下の記事本文は今回の読み取りに含まれていない。米国はボリシェビキの権力奪取以来、ソビエト政府の承認を拒んできた。ウィルソン政権とその後継政権は、ボリシェビキが旧政府の債務の返済を拒んだことを不承認の理由に挙げた。帝政ロシアと臨時政府が米国に負った債務は、最大で1億5000万ドルに達した。外交関係がない間も両国の貿易は伸び、1923年から1932年の10年間で取引額は2倍となり、6億2100万ドルに達した。それでもウィルソンの後継政権は、この新聞が出た当時の政権も含めて、1920年代を通じて不承認政策を維持した。フランクリン・ローズベルト大統領は1933年11月16日にようやくソビエトを承認し、16年近く続いた不承認を終わらせた。1926年のクリティカ紙の見出しの背後にどんな議論があったにせよ、米国の政策はその後7年間変わらなかった。

ブエノスアイレスの日刊紙がブルックリンの試合を大きく扱った理由

クリティカ紙は1913年、ウルグアイ出身のジャーナリストで実業家のナタリオ・ボタナが創刊した新聞であり、ボタナはアルゼンチンのセンセーショナルな報道の先駆者だった。クリティカ紙は1962年まで発行され、ラテンアメリカで最も多く読まれる新聞となり、新しい版と二つの付録を加えた。付録の一つはスポーツを扱った。ボタナ自身も、この号が出た1926年に短期間アルゼンチン・サッカー協会の会長を務めた。こうした商業とスポーツへの関心が、この紙面の作り方につながっている。紙面はAP電の上に劇的な小見出しを重ね、ウィルスのふさがった目や出血する傷を詳しく描き、なぜノックアウトを免れたのかと見出しで問いかけた。デンプシーがタニーに敗れた番狂わせの余韻が残る海外のヘビー級ボクシングは、大衆向けの新聞にとって、ソビエト承認のような国際政治の話題と並べて売れる記事だった。

原文

EL GOBIERNO YANQUI PIENSA SERIAMENTE EN RECONOCER AL SOVIET

SHARKEY EL VENCEDOR DE WILLS DESAFIO AYER MISMO A GENE TUNNEY Como Tunney, el vencedor de Dempsey, Sharkey - cuyo verdadero nombre es Joseph Paul Cucoskey - ha sido marinero de la Armada norteamericana ES DE ASCENDENCIA LITUANA (Associated Press) NUEVA YORK, 13. - - Jack Dempsey y Harry Wills han sido reemplazados, el primero como campeón del mundo de peso pesado y el otro cómo candidato al mismo título, por boxeadores que han pertenecido a la marina. Poco tiempo después de la derrota que le infligió a Dempsey el ex marinero James Joseph Tunney, añoche, Harry Wills fué eliminado por el ex marinero Joseph Paul Cucoskey, natural de Binghampton, Nueva York, de ascendencia lituana, cuyo nombre de batalla es Jack Sharkey. Las primeras palabras de Sharkey al regresar al vestuario fueron para desafiar a Tunney. " He estado ocioso durante mucho tiempo. y ello es la causa de mi derrota ", dijo Harry Wills, por su parte. A PARTIR DEL CUARTO ROUND WILLS PELEO A LA DEFENSIVA ATINANDO SOLO A CUBRIRSE Sólo en el tercer round, el negro obtuvo alguna ventaja, perteneciendo todos los demás a su contendor, especialmente los últimos rounds, que fueron decisivos ¿ POR QUE SE SALVO DEL KNOCK OUT? (Associated Press) NUEVA YORK, 13. - Al darse la decisión de la pelea entre Harry Wills y Jack Sharkey, anoche en Ebbet's Field en Brooklyn, era lamentable el espectácu lo que ofrecía Harry Wills, mientras se dirigía a su rincón. Su ojo izquierdo estaba casi completamente cerrado; en la parte superior del ojo derecho tenía una herida profunda que sangraba abundantemente, y presentaba otras heridas en la nariz y en la boca. A partir del cuarto round el negro peleó a la defensiva, defendiéndose [?] terrible, aparentemente tuvo a Harry Wills al borde del knock-out durante las vueltas 10, 11 y 12, cuando el negro del Senegal se tambaleó, retrocediendo hasta las cuerdas, al recibir los formidables directos que le desfiguraron el rostro y lo hicieron sangrar, a pesar de los esfuerzos que hacía por cubrirse. La escasez de fuera de Sharkey para completar sus golpes, salvaron a Harry Wills del knock-out. El negro solamente obtuvo en el ter - [?]

LAS PRETENSIONES DE HARRY WILLS TERMINARON ANOCHE EN FORMA BRUSCA Y LASTIMOSA

la nariz y en la boca. A partir del cuarto round el negro peleó a la defensiva, defendiéndose deseperadamente de los terribles golpes de Sharkey, que le pegaba sin piedad. Shar key que saltaba al ataque con una furia Wills del knock-out. El negro solamente obtuvo en el tercer round ventaja. El segundo round fué parejo, y todos los demás fueron ganados por Jack Sharkey. LAS PRETENSIONES DE HARRY WILLS TERMINARON ANOCHE EN FORMA BRUSCA Y LASTIMOSA El aspirante al campeonato mundial, no pudiendo desarrollar su táctica favorita de golpear durante los clinchs, incurrió en golpes prohibidos, que hicieron que fuera descalificado SUFRIO SU PRIMERA DERROTA POR UN BLANCO (Associated Press) NUEVA YORK, 13. - Las pretensiones de Harry Wills a los honores del campeonato mundial de peso pesado, han terminado anoche en forma brusca y lastimosa. En el décimo tercer round del match que sostuvo anoche en Ebbet's Field, Brooklyn, con Jack Sharkey, pugilista de Boston, el referee, Mr. Haley, descalificó al pugilista de color por sus repetidos fouls, dando la victoria a su adversario. Impedido de acudir a su táctica favorita de golpear durante los clinches, debido a las rápidas y enérgicas intervenciones del referee, el ex estibador de Senegambia desarrolló un juego lento. notándose que le faltaba su acostumbrada agresividad y fuerza de sus punches. El resultado de este match no sólo ha sido el hecho culminante de un año de sorpresas pugilísticas, sino también la primera vez que Wills era derrotado por un adversario blanco, en sus quince años de constante actuación en los rings. to mundial entre Dempsey y Tunney tuvo

SHARKEY EL VENCEDOR DE WILLS DESAFIO AYER MISMO A GENE TUNNEY

chico a quien su hermanito sometió a una bárbara

紙面の出典:Source: Internet Archive / Biblioteca Nacional de la República Argentina

万国一面について →

本日の新聞一覧

街を巡る ↑
100%
原紙を拡大して読む

つまんで拡大 · 指で紙を動かす