この日に発行された世界の新聞19紙の一面を、翻訳と解説で読めます。
ワシントンD.C.(アメリカ) · 英語
- ドーズ副大統領、在郷軍人会で予備選挙制度を非難
- 死者を出すギャング抗争、シカゴで再燃
- 商務省を含むいかなる省庁にもモール敷地の使用に反対
1926年10月12日付イヴニング・スター紙の1面は、ドーズ副大統領がフィラデルフィアの米国在郷軍人会全国大会で、予備選挙を大幅に廃止して党大会による指名に切り替えるべきだと訴えたことをトップで伝えた。ドーズは、有権者の無関心のために有資格有権者の7%から12½%ほどの組織された少数者が候補者と公職者を選んでいると論じた。AP通信の記事は、シカゴのホーリー・ネーム大聖堂の向かいでノースサイドのギャング首領アール・ワイスと副官が機関銃で殺された事件を報じ、カポネ派との抗争の起点を同じ花屋でのオバニオン殺害にさかのぼって説明した。紙面は、モールにはどの省庁の建物も置かず、新しい商務省庁舎を14番街と15番街の間に建てるべきだとする美術委員会のスムート上院議員あて書簡を載せた。オハイオ州発の特派員記事は、ウィリスとポメリーンの上院議員選挙は禁酒問題で決まると予測した。
モンゴメリー(アメリカ) · 英語
- 市の有権者、学校債の発行を大差で承認
- ドーアティとミラーの裁判、5週間の審理の末に審理無効 陪審は65時間膠着
- 農園主の最大の望みは均衡の取れた作付け、会議の基調に
1926年10月12日付のモンゴメリー・アドバタイザー紙は、市の有権者が100万ドルの学校債発行を承認したと1面トップで伝えた。同紙は、本文の集計を賛成1,205票、反対158票と報じた。債券は、サウス・コート・ストリート延長部に建てる耐火構造の新高校と、ほかの学校の設備に充てる予定だった。同紙は、市長が60日以内の債券売り出しを予定し、市教育委員会が1928年度の新校舎完成を見込んでいると報じた。AP通信の記事は、ドーアティ元司法長官とミラー元敵国財産管理官に対する共謀罪裁判が、65時間を超える評議の末に評決不能で終わったと伝えた。担当検事は、再審を決めるまで少なくとも1か月かけると述べた。州議会議事堂で開かれた南部5州の地域農業会議について、同紙は、南部が綿花を作りすぎたので作物の多角化が必要だという意見で出席者がほぼ一致したと報じた。グレーブス次期知事は収穫の3分の1を市場から引き揚げる案を示した。合衆国商業会議所のエリス副会頭はバーミングハムで、連邦の援助に頼らず保税倉庫と銀行融資で乗り切る案を語ったと同紙は伝えた。
ロンドン(カナダ・オンタリオ州) · 英語
- 列車がトラックに衝突、父子死亡
- シカゴで抗争再燃、2人死亡
- 対ロシア貿易で英国が首位に
1926年10月12日付のロンドン・イブニング・アドバタイザー紙は、ロンドン近郊クラムリンの踏切で起きた死亡事故を地元の大きなニュースとして伝えた。紙面によると、20分遅れで走っていたC.P.R.のモントリオール発シカゴ行き急行が軽トラックに衝突し、エドガー・C・クラーク(48)と5歳の息子ケネスが即死した。同紙はシカゴのホーリー・ネーム大聖堂のそばで起きた機関銃襲撃も報じ、5人が撃たれて2人が死亡し、密造酒ギャングの報復の連鎖が予想されると書いた。モスクワ電は、ソ連の貿易人民委員部の統計をもとに、英国が米国を抜いて対ロシア貿易の首位に立ち、ドイツが2位、1925年に首位だった米国が3位に下がったと伝えた。
ベルリン(ドイツ) · ドイツ語
- トワリーに関するフランスの声明
- フランスは支払わない
- プロイセンの連立交渉
1926年10月12日付のフォス新聞は、パリ発の記事で、トワリー会談を受けた独仏和解について両国の専門家の作業が続いていると伝えた。同紙によると、フランスの公式筋は、両政府が全体計画の作成に当面別々に取り組んでいると表明した。別のパリ発の記事は、フランスの諸団体が一種の債務奴隷の状態を押しつける試みに対し、政府危機の危険を冒してでも断固たる行動を取ると決議したと報じた。同じ記事は、新聞各紙が論調を強め、「ウーヴル」紙が「われわれは払わない!」と掲げて批准反対と納税ストライキを唱えたと伝えた。プロイセンの記事は、プロイセンだけに限った大連立の協議が、ライヒとプロイセンの両方で安定多数を望む民主党と中央党の立場と食い違う点を指摘した。
パリ(フランス) · フランス語
- 個人的な一言
- ゲルマースハイム事件の調査
- これらの要望はどうなるのか
1926年10月12日付のフィガロ紙は、主幹兼政治編集長リュシアン・ロミエの署名コラムを一面に載せた。ロミエはその中で、フランソワ・コティとの間では努力も政策も責任も共同だと書いた。ロミエは、コティの気質が強く発明家肌であっても協力関係に衝突は生じず、一般政策での意見の一致は完全なままだと強調した。ニュース記事は、軍団の軍法会議付き報告官トロパ大尉が26日夜の惨劇を再現するためゲルマースハイムに赴き、近くドイツ人から事情を聴く予定だと伝えた。同じ欄には、グラン・パレの自動車展やアンガンの競馬といった当日の催しと、オーストリアの元首相ザイペルが世界のカトリック信徒に国際問題への関心を求めた呼びかけも並んだ。アンリ・ヴォノヴァンの見出しの下で読める文字は題字欄の部分だけで、付録刊行物とパリの為替相場表が載っていた。
ウィーン(オーストリア) · ドイツ語
- スピナとマイヤー=ハルティング、閣僚候補に
- グラーツの嵐
- 古きヨーゼフシュタット
1926年10月12日付の本紙一面は、隣り合う二つの政治危機をウィーンの視点から伝えた。プラハ発の電報は、ドイツ系の農業党とキリスト教社会党がシュヴェフラ内閣への入閣に同意したと報じ、スピナとマイヤー=ハルティングの両教授を閣僚候補に挙げた。電報は、議会委員会でドイツ語が使えるよう議事規則が変わる見通しと、フリンカの不在で任命が遅れる可能性も伝えた。社説は、グラーツの州議会でリンテレンが銀行との関係を追及され、社会民主党に告発書類で反撃した騒動を描いた。リンテレンは社会民主党が中央銀行の破綻を招いたと非難し、社説はその胆力をたたえつつ危機の平和的な収拾を望んだと書いた。紙面の下段では、詩人アントン・ヴィルトガンスがウィーンのヨーゼフシュタットを通った少年時代の通学路を回想した。
アルジェ(アルジェリア) · フランス語
- ラインラントの諸事件
- マルクス首相、エッセンで大演説
- アメリカに対するわが国の債務
この日の『レコー・ダルジェ』1面は、独仏間の緊張と戦債問題を大きく扱った。ジョルジュ・ヴァグネルはマインツから、ゲルマースハイム、トリーア、コブレンツで起きた占領軍のフランス兵とドイツ人の衝突について冷静を求めた。ヴァグネルは、ラインラントの経済回復によって、かつて食糧に恵まれていたフランス兵が貧しく屈辱を受ける側に回ったと論じた。エッセン発の記事は、事件がトワリー会談の目標を損なってはならないと述べ、ドイツの国際連盟加盟を擁護したマルクス首相の演説を伝え、ゼークトの辞任にも触れた。論評集は、アメリカへの債務協定の批准をめぐるパリ各紙の論調を並べた。『レール・ヌーヴェル』紙は在郷軍人の威嚇を批判し、『ルーヴル』紙は「われわれは払わない」と書いた。短信は、ポワンカレのメス到着とタラスコン裁判所廃止へのマルセイユでの抗議を報じた。
Madagascar · フランス語
- フランスにおける外国人の税負担
- 公共事業局で
- ジブチにて
1926年10月12日付のラ・トリビューン・ド・マダガスカルは、本国の税制から植民地の人事と通信まで幅広い話題を載せた。論説は、メーヌ=エ=ロワール県選出のエドモン・ボワイエ代議士がフランス滞在中の外国人観光客に所得税相当の日額税を課す法案を出したと伝え、観光客を三等級に分けて1日15、25、50金フランを課す案を公平だと支持した。別の記事は、鉱山局長デュマ氏が公共事業局長に任命され、夫妻がデュンベア号でマダガスカル水域に入っていると報じ、同氏が南部鉄道の入札仕様書に署名した技師であることにも触れた。続く短文は英仏海峡を泳いで渡った女性の記録を皮肉った。最後の記事は、アラロビア局の送信をフランスへ中継するはずのジブチ無線局が下士官一人と数人のソマリ人で動く粗末な設備にすぎないと批判した。
サイゴン(現ベトナム) · フランス語
- 日本の初等教育
- 米国とフランスの債務
- トンキン被災者のための催し
本号は、学校教育を論じる署名コラム、海外の金融電報、トンキンの災害を伝える記事を並べた。VAN-GIANGの署名コラムは、日本の小学校が毎朝の問答で子どもに両親と先生、そして何より日本を愛せと教え込むさまを描き、その繰り返しが家族と祖国への愛を信仰にまで育て、大人になって全力で表に出ると論じた。短い電報記事は、ワシントン駐在のデイリー・ニューズ紙特派員の情報として、米国政府がウォール街にドイツ鉄道債券の流動化を認めたと伝え、これをフランスの債務の見出しの下に載せた。ダラット発の記事は、トンキン被災者のための催しを紹介する前置きとして、コレラの流行、多額の費用をかけた技師にも抑えられなかったデルタの洪水、数百万ピアストルの損失、死者400人を出したドンロイ号の沈没を挙げた。
Czechia · ドイツ語
- アクティヴィスト、政権参加の用意
- ポアンカレの転向
- プロイセン議会で大混乱
1926年10月12日付のプラーガー・タークブラット紙は、長引くプラハの組閣問題を一面の筆頭で報じた。同紙によれば、ドイツ人の農業者同盟の執行部はシュピーナの報告を受けて、シュヴェフラの議会政府に閣僚を送る方針を承認し、ドイツ・キリスト教社会党も同じ決定をした。同紙は閣僚候補としてシュピーナとマイア=ハルティングの名を挙げ、チェコ側の国民民主党の一部がなお反対していることも伝えた。パリ発の記事は、ポアンカレ首相がドイツとの了解を語ったことと、会員40万人の退役軍人団体や「ウーヴル」紙が対米戦債協定に反対していることを伝え、批准の見込みはかつてなく小さいと論じた。ベルリン発の記事は、ホーエンツォレルン家補償法案の第一読会でプロイセン州議会の共産党議員が財務相を罵倒し、水を浴びせた議員が退場処分になった様子を詳しく報じた。
ベオグラード(現セルビア) · sr-Cyrl
- 内閣の危機か?
- 諸説に対する野党の見方
- ウズノヴィッチ氏、閣議について。
ポリティカ紙は1926年10月12日の1面で、連立与党クロアチア農民党の指導者ステパン・ラディッチをめぐるウズノヴィッチ内閣の危機を伝えた。同紙は、ベオグラードの政界が急進党・ラディッチ派連立の命運を決める閣議の決定を待っていたと報じた。同紙によれば、大多数の政治家は内閣が今回もラディッチの釈明を受け入れると見ており、同紙はその釈明を拙劣でこしらえたものと評した。別の記事は、話し合いが終わるまではその点すら確認できないと答えたウズノヴィッチ首相の言葉を伝え、政府に近い筋が民主党と教権派を加えた連立拡大を口にしていると報じた。議会筋はこの構想を実現しにくいと見ていた、と同紙は書いた。三つ目の記事は、普段は記者に愛想のよい首相も閣議のあとはほとんど語らなかったと伝えた。
オスロ(ノルウェー) · ノルウェー語
- 私的資本主義的?
- 10月18日、禁酒法に反対票を!
- 国営化でフレドリクスハルの電話料金、一部で7倍に
アフテンポステンのこの紙面は、1926年10月18日に行われる禁酒法の国民投票を前に、反対票を投じるよう公然と呼びかけた。社説は、労働者諸党の指導部が党員の無関心をよそに禁酒法擁護の扇動を続けていると非難し、禁酒法を守る闘いは私的資本主義との闘いだという主張をあざけった。社説は、失業や国有鉄道の900万クローネの減収にも触れた。ロアール・アムンセンら全国に名の知れた人々が署名した呼びかけは、10年の禁酒法が密輸や密造、法の軽視を生み、飲酒を減らさなかったと訴えた。フレドリクスハル発の記事は、国が民間会社から電話事業を引き継いだ後、最も高い等級で料金が7倍を超えたとして、地元の商工団体が抗議したことを伝えた。
ライデン(オランダ) · オランダ語
1926年10月12日のライデン日刊紙は、テオ・マン=バウメースター夫人がライデン劇場で行った告別公演を温かく報じた。夫人はアンリ・バタイユ作『愛の子』を演じ、劇場はほぼ満員だった。学生団L.S.C.は夫人を駅から馬車で迎え、ミネルヴァ協会の会長が夫人を歓迎し、劇場には旗が掲げられていた。同じ紙面には市議会あての請願書が載った。請願書の筆者たちは、生徒が遠足のために毎週少しずつ積み立てている様子を伝え、積み立てができない貧しい子どもが駅や船着き場で級友を見送るだけになる悲しみを訴えた。筆者たちは、地域社会が出す数百ギルダーでこの状況を改められると論じ始めていた。外電欄は「トワリー会談の継続」の見出しで、プロイセン下院がホーエンツォレルン家との協定を審議した様子を伝えた。共産党のピークは法案を議事日程から外すよう求めて否決され、続いて帝国議会の決定を待つため審議を四週間延ばすよう提案した。
チュニス(チュニジア) · フランス語
- チュニジアに労働力局を
- ポーランドとリトアニア 戦争状態
- 議会の情勢
チュニスの『ル・プティ・マタン』は、チュニジアに設けられる予定の労働力局を歓迎するP・ラヴリエールの論説を一面に大きく載せた。ラヴリエールは、不足しているのは人数ではなく技能と勤労意欲だと論じた。ラヴリエールは公式の数字から、労働者17万1904人のうち雇われているのは7万7478人にすぎないと計算し、ポーランド人の受け入れは指導員になれる少数の熟練者に限るべきだと主張した。その下には、ソ連の反対派をめぐる混乱、スターリンに対する陰謀の疑い、ムッソリーニの「小麦の戦い」を伝える外電が並んだ。ポーランドのザレスキ外相は、新しいソ連・リトアニア条約は法的状態を変えないと述べ、リトアニアの「一方的な戦争」を皮肉った。レイモン・コルラのパリ通信は、ポワンカレの挙国一致内閣が内部で割れていると描き、マランとマジノが戦債協定に反対する退役軍人の側についたと報じた。
上海(中国) · 中国語
- 劉玉春、拘束される
- 革命軍の武昌入城前の情勢
- 各方面の軍事情報
時報は、北伐軍に包囲されていた長江沿いの城郭都市武昌の陥落を早い段階で伝えた。漢口発ロイター電は、10日午後に守備軍の一部が寝返って城門を開き、城の防衛を指揮した劉玉春が外国人経営の大学に拘束され、陳嘉謨も捕らえられたと報じた。東方社電は河南第三師が中和門を開いたと伝え、陳嘉謨が先に逃亡していたという説も併せて載せた。10月8日漢口発の破損の大きい記事は、仲介者が長く続けた武漢和議の交渉と婦女子の救済を伝え、包囲側の署名者として唐生智、劉佐龍、鄧演達の名を挙げた。短い軍事情報欄は、南京の聯軍司令部が敵を撃退したと発表し、江蘇の新兵を前線へ急送させたと報じた。
ソウル(現韓国) · 朝鮮語
1926年10月12日付の東亜日報は、無署名の社説「階級運動の科学的過程」の第1回を載せた。社説は、階級を財産の有無ではなく意識によって区別すべきだと説いた。社説はまた、農民の間での実際運動よりも、理知と感情の両面から階級的自覚を呼び起こす運動を第一に置くよう求めた。研究会との絶縁を伝える見出しの下で読める本文は、朝鮮に良い家屋が少ない理由を寒冷な気候や山林の乏しさ、李朝末の貪官汚吏による収奪に求めた。同じ文章は、オンドルが朝鮮人の活動性を奪ったという通説に反論した。続く短評「横説竪説」は、日本で首相暗殺を唱える怪文書が出回ったことと、総督府警務局長の交代を皮肉った。この読み取りは紙面の一部だけを対象とし、細かい本文の多くを含まない。
サンティアゴ(チリ) · スペイン語
1926年10月12日のサンティアゴの日刊紙ラ・ナシオンは、コロンブスの到着記念日にあたるこの日、アメリカ発見をうたう二編の詩をこの紙面に載せた。ラモン・デ・カンポアモールの長詩「コロンブス」の抜粋は、コロンブスをアレクサンドロス大王になぞらえ、書物を開いて「神の御名において」と書き出す姿をたたえた。この詩はまた、強欲な旧大陸に珊瑚の島々の上の黄金の山を与えた人物としてコロンブスを歌った。J・M・デ・エレディアの署名がある「発見者たち」は、パロス・デ・モゲルを出た船長や農夫がジパングの金を目指し、熱帯の海で見知らぬ星が昇るのを眺める姿を描いた。紙面には石鹸「ECO」の広告と、母乳を与えられない母親に乾燥乳を勧める短い広告も並んだ。
ブエノスアイレス(アルゼンチン) · スペイン語
- 昨夜、フランスのオマール公爵の城が略奪された
- 船内に隠れたが策略は通じず、見つかった
- 民族の祭典!
1926年10月12日付のクリティカ紙は、パリ発のAP電でシャンティイにあるオマール公爵の城の宝石盗難事件を大きく報じた。記事によれば、窃盗団は12メートルのはしごで宝石の塔に登り、窓を割って侵入し、8000万から9000万フラン相当の宝石を奪った。記事は、7000万フランと評価されたグラン・コンデのダイヤモンドや、アブド・アルカーディルの短剣にはめられていた石が盗まれたと伝えた。同じ1面は「ル・マタン」紙の報道として、客船マシリア号で乗船券を持たないイタリア人の男2人と女1人が見つかり、船内で拘束されたことを報じた。その記事の小見出しは、背後に組織があるのかと問いかけた。コラムの筆者は10月12日の民族の祭典を取り上げ、この日にあふれる祝賀の文章や、母なるスペインや叔母イタリアといった親族の比喩を皮肉った。
Italy · イタリア語
- 本日のヴォルピ声明に高まる期待
- 英国労働党大会
- 単一の前期中等学校のために
トリエステの『イル・ピッコロ』紙は、ヴォルピ財務大臣がジェノヴァで行う声明を1面の筆頭で伝えた。記事によれば、大臣はデフレ政策の継続を表明し、ロンドンで1ポンド115リラとなったリラ高を政府の介入ではなく外国市場の信頼の結果と説明し、予算の好調ぶりを示す見込みだった。同じ欄は、株式仲買人に取引数量の報告を求める大臣通達、ムッソリーニの農業者向け演説とコッラディーニ上院議員の体制礼賛、英独産業人の関税会議、アンゴラ購入や対トルコ戦争をめぐる外国報道への反論も載せた。別の欄は、英国労働党大会が共産党の加盟動議を270万6000対34万9000で否決し、ウィリアムズ議長が炭鉱労働者の石炭禁輸方針を非難したことを報じた。その隣には、イタリアの全粒パン政令を称える英国の健康団体の書簡が並んだ。社説欄は、フェデーレ公教育大臣が設ける単一前期中等学校の検討委員会を歓迎し、進路選択を10歳から14歳に遅らせることや経費の節約、教員集団の安定といった利点を挙げた。