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この日に発行された世界の新聞15紙の一面を、翻訳と解説で読めます。

Evening Star

ワシントンD.C.(アメリカ) · 英語

1926年11月3日付のイブニング・スター紙は、前日の中間選挙の結果を伝えた。G・グールド・リンカーン記者は、共和党が唯一の全国規模の争いである下院を制し、民主党がこれまでの開票でマサチューセッツからアリゾナまで共和党の上院6議席を奪ったと報じた。同じ見出しは、6州が「ウエット」に投票し、イリノイ州でスミスが勝ったことも伝えた。AP通信はニュージャージー州から、ホール=ミルズ殺人事件の公判で陪審員が1時間半で選ばれ、パーカー判事が弁護人と協議に入ったと伝えた。別のAP記事は、下院入りを目指した女性新人19人のうち当選者はケンタッキー州のジョン・W・ラングレー夫人ただ1人だったと報じ、夫が禁酒法違反の共謀で服役中であることにも触れた。

The Montgomery Advertiser

モンゴメリー(アメリカ) · 英語

モンゴメリー・アドバタイザー紙は中間選挙の翌朝、民主党の勝利を一面で大きく伝えた。同紙は、再選を果たしたアル・スミス知事がタマニー・ホールで歓声を上げる群衆をかき分け、ニューヨーク州民に感謝を述べた様子を報じた。上院選の記事は、ニューヨーク州でロバート・F・ワグナーが現職のジェームズ・W・ワズワース・ジュニアを破ることがほぼ確実になったと伝えた。同じ記事は、マサチューセッツ州でデービッド・I・ウォルシュがウィリアム・M・バトラー上院議員を破り、アリゾナ、メリーランド、オクラホマ、ミズーリ、ケンタッキーの各州でも民主党候補がリードしていると報じた。バーミングハム発のAP電は、州内の刑務所鉱山での囚人死亡をめぐる調査のきっかけを作ったワイリー・ピューが、元看守長チャールズ・R・デービスの裁判で検察側証人として一日の大半を証言したと伝えた。デービスは1924年にフラットトップ刑務所鉱山でジェームズ・ノックスを殺害した罪に問われていた。

London Evening Advertiser

ロンドン(カナダ・オンタリオ州) · 英語

1926年11月3日付のオンタリオ州ロンドンの夕刊は、米国の中間選挙の結果を海の嵐にたとえて伝えた。記事によると、共和党は上院で6議席を失い、下院でも差を縮めた。マサチューセッツ州では共和党全国委員長のバトラーがウォルシュに敗れ、ニューヨーク州ではワズワース上院議員がアル・スミスの地滑り的勝利の下に埋もれたと紙面は報じた。天気の記事は、北西の強風がクリーブランドの船の航行を止め、3隻が防波堤の外に錨を下ろした一方で、オンタリオ湖は被害を免れたと伝えた。地元の短い記事は、酒の監視員2人がタクシーで遠くまで乗った末に酒は要らないと言い、ロンドンへの帰りの運賃として25ドルを請求された話を載せた。

Le Figaro

パリ(フランス) · フランス語

1926年11月3日付のフィガロ紙は、一面に経済論説と二つの文芸作品を並べた。リュシアン・ロミエは、旧来の貯蓄が免税の国庫証券へ戻る流れと、物価上昇で銀行券の流通が増える流れが、いまは一時的に釣り合っているにすぎないと論じた。ロミエは、どちらかの流れが勝てば、春の商業恐慌か、インフレーションへの逆戻りのどちらかが起きると警告した。アンドレ・モーロワは、煙突が煙を吐かずサッカー場だけがにぎわうストライキ中のノーサンバーランド炭鉱地帯を描いた。モーロワの作品に登場する技師は、大陸通貨の下落のせいで英国の石炭は採掘費が高くなりすぎたと語った。ユーグ・ドロルムは、薬剤師オメー氏の心に毒殺者が眠っていると想像する風刺詩を寄せた。

L’Écho d’Alger

アルジェ(アルジェリア) · フランス語

1926年11月3日付のレコー・ダルジェの1面には、フランスとアルジェリアを結ぶ国有客船の償却基金案を論じる社説が載った。社説は、アルジェリアの議会が年250万フランを分担し、就航中の8隻の「ゴヴェルヌール・ジェネラル」号の更新に備えるよう求められていると伝えた。ローマ発の記事は、ボローニャでのムッソリーニ暗殺未遂の後、イタリア全土で彼をたたえる示威行進が行われ、ポアンカレ、チェンバレン、ブリアンやイタリア王室から数千通の祝電が届いたと報じた。パリ発の短信は、工事現場で夜警を務める片脚の男性の義足に火がつき、男性が太ももに重いやけどを負ったと伝えた。

L’Écho annamite

サイゴン(現ベトナム) · フランス語

この号の『レコー・アナミット』は、E. A.の署名入り論説で、インドシナには初等教育より上の学校が足りないと訴えた。論説は、サイゴンのシャスルー=ローバ校とハノイの保護領学校が毎年、受け入れ人数と同じかそれ以上の生徒を断っていると書いた。論説はまた、フランス当局が教育を約束してきたのに、バカロレアに届く安南の青年は年に十二人ほどにすぎないと指摘した。Xの署名の記事は、中国の国民政府が軍の勝ち取った各省で臨時の民政を組織し、軍人を民政から遠ざけ、浙江の軍司令官まで味方につけたと伝えた。短信は、フランス銀行が11月3日から金貨の買い入れ価格を改めると報じた。

Prager Tagblatt

Czechia · ドイツ語

1926年11月3日付のプラーガー・タークブラット紙は、ファシスト政権下のイタリアをめぐる記事を二本掲げ、国内の学校制度を論じるコラムも載せた。ローマ発の記事は、ドゥーチェの弟アルナルド・ムッソリーニが「ポポロ・ディタリア」紙で、ファシストの無秩序な復讐の叫びに代えて冷静な熟慮を求め、容赦なく打つことこそ「犯罪者たち」を止める最良の手段だと書いたと伝えた。パリ発の記事は、フランス側の報道に基づき、国境警備のためにジェノヴァから送られたばかりのファシスト民兵がヴェンティミーリアでフランス人鉄道員を襲ったと報じた。襲撃の口実は、ムッソリーニを支持する示威行動の際に数人の職員が帽子を取らなかったことだった。パウル・フュルステナウの署名コラムは、共和国大統領と財務大臣という二人の「教師」の言葉を取り上げ、学校制度の道徳的な基礎を論じた。

Journal de Genève

ジュネーヴ(スイス) · フランス語

1926年11月3日の『ジュルナル・ド・ジュネーヴ』は、中国とベルギーの係争を取り上げた。記事は、中国政府が4月16日に、1865年条約の廃棄通告権、関税率、領事裁判権、治外法権に関する条項を改正する意向をベルギー政府に伝えた経緯を振り返った。予算欄の筆者は、1927年をスイス財政の立て直しの最後の段階とする連邦予算の序文を引いた。筆者は、社会保険のための1800万と製粉奨励金の400万がなければ今年すでに財政は健全になっていたと論じた。トルコに関する記事は、帽子が長くトルコ人の目に外国人とキリスト教徒の印と映ってきたことを伝えた。記事によれば、山高帽やカンカン帽をかぶった写真一枚でコンスタンティノープルの政治家の評判を落とすことができた。

Politika

ベオグラード(現セルビア) · sr-Cyrl

1926年11月3日付のポリティカ紙は、議会政治をめぐる記事を並べた。ドラギシャ・ラプチェヴィッチは署名コラムで、国民議会は名ばかりで本当の議会ではないと論じた。ラプチェヴィッチはその証拠として、解放と統一以来、議会で退陣に追い込まれた内閣も、議会から生まれた内閣も一つもないと指摘した。別の記事は、議会が再び休会されるという噂を取り上げ、首相が噂は聞いているが「そうはならない」と否定したことを伝えた。三本目の記事は、プリビチェヴィッチ氏がニンチッチ氏のもとを訪ねた会談を報じた。会談では、ボジョヴィッチ議員がツェノ・ベグの宮廷駐在公使任命について外務大臣に出した質問書と、外相の求めで警察が同議員を呼び出した件が話し合われた。紙面はこの呼び出しを議員の免責特権の侵害だと伝えた。

Aftenposten

オスロ(ノルウェー) · ノルウェー語

1926年11月3日のアフテンポステン紙1面は、アメリカの選挙を論じる社説を冒頭に載せた。社説は、アメリカがウィルソン大統領のもとで参戦したころの理想主義が物質主義に置き換わり、人々が好景気を称えてヨーロッパ政治から距離を置こうとしていると論じ、その原因を講和がもたらした失望に求めた。同じ面にはデンマークの作曲家カール・ニールセンが署名入りの寄稿を寄せ、デンマークの音楽はヨーロッパの音楽文化のなかで際立った位置を占めておらず、民俗音楽に深く根ざしてもいなければ芸術音楽の頂点にも達していないと書いた。特電は、トローネ農場の離れ家がマンダルの消防巡査の監督のもとで意図的に焼き払われて灰の山だけが残り、防火シートで守られた母屋は無事だったと伝えた。

Leidsch Dagblad

ライデン(オランダ) · オランダ語

1926年11月3日付のライツ・ダッハブラット紙は、地元の美術展評と外国の政治・司法ニュースを同じ面に並べた。展評は、ライデンのファン・ドゥースブルフ商会の本に囲まれた簡素な部屋で、彫刻家オスヴァルト・ヴェンケバッハの版画作品が見られると伝えた。全般情勢の欄は、占領下のラインラントからの早期撤退を祖国に対する犯罪と呼び、ドイツとの協定は国の安全と諸条約を危うくしない場合に限って望ましいと述べた人物の発言を報じた。ドイツの欄は、ランツベルクのフェーメ殺人裁判で検察官がシュルツ中尉とクラップロートに対し、グレシュケ殺害の罪で死刑を求刑したと伝えた。

Le Petit Matin

チュニス(チュニジア) · フランス語

1926年11月3日付の『ル・プティ・マタン』1面は、仏伊国境のヴェンティミーリアで再び起きた騒ぎを伝えた。記事によると、ファシストたちはフランスの鉄道員に嫌がらせをし、フランスの列車の発車を妨害すると脅し、小銃や棍棒を手にフランス領事館へ押しかけた。警察は阻止線を張り、領事館に入り込んだ一人を逮捕した。レモン・コラのロビー欄では、社会党の代議士が党の新しい機関紙の書き手を皮肉った。この代議士は、各県で完全な名簿を立てるという党大会の決定が右派を利するとの懸念も語った。ドゥエー発の短信は、身ごもった息子の嫁を射殺したマリー・ルフェーヴルに死刑判決が下ったと報じた。

世界日報

北京(中国) · 中国語

1926年11月3日の世界日報の紙面下部には、この部分的な読み取りの対象とした三つの告知が載った。商務印書館は四部叢刊三百二十三種、二千一百冊の第二次予約を広告し、人件費や材料費が上がっても七年前の予約価格を据え置くと伝えた。商務印書館はこの措置を創業三十年の記念と位置づけた。別の広告は古い版本による二十四史の刊行と四部叢刊続集の予約を予告し、見慣れた武英殿版には脱簡や誤字があると批判した。北京電話局は緊急広告を出し、直魯聯軍の軍用票を料金の一部として受け取るよう命じられていた経緯を訓令の文面で示した。

Crítica

ブエノスアイレス(アルゼンチン) · スペイン語

1926年11月3日付の『クリティカ』紙は、ユダヤ人社会の動き、警察の暴力、動物園の話題を一つの紙面に並べた。同紙は、ユダヤ民族郷土のための500,000ペソを見出しに掲げ、シオニスト大会の第8回会議を報じた。記事は、代議員たちが連盟の書記長と各部局長の報告を審議した様子を伝えた。同紙は、アベジャネーダで州警察の巡査が二人の未成年者に暴行を加えた事件を告発し、その直前にドック・スードの巡査が労働者二人を撃ち、蹴りつけた事件にも触れた。動物園の記事では、ホルムベルグ博士が、アメリカの保護策でバイソンが増え、つがいが900ドルで手に入るようになったと語り、園には置き場所がまだないと説明した。

Il Piccolo

Italy · イタリア語

1926年11月3日付の『イル・ピッコロ』第1面は、ボローニャでムッソリーニが銃撃された3日後に、体制側の対応を大きく伝えた。紙面はアルナルド・ムッソリーニの論説を載せ、論説は反ファシズムや「反国民的」な新聞の存在を認めず、問題は「生か死か」であり、ファシズムは通常の手続きに縛られないと主張した。ボローニャ警察の捜査を報じた記事は、アンテオ・ザンボーニがピストルのほかに硫酸とみられる液体の小瓶を持ち、取り押さえようとする者を防ぐつもりだったと伝えた。カリャリ発のステファニ通信の記事は、紙面がルッス議員に「惨殺された」とした若いファシスト、バッティスタ・コッラの葬儀を報じ、群衆が三度「ここにあり」と答えた場面で結んだ。

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