Diario La Nación
- 踊り子
- オー!マルガリータ
- 太った人がやせる
この版は、サンティアゴの日刊紙ラ・ナシオンの1926年10月30日付1面から三本を読む。短編小説「踊り子」は、碑文・文芸学院や学術団体の会員で、古代エジプトに関する名高い研究で知られた学者エバリスト・プルデントを紹介する一文で始まった。ジョン・ヘルド・ジュニアの署名がある漫画風の広告では、主人公のマルガリータがファンシーという店の安いエクスプレス・ランチを勧めた。左側が切れた別の広告は、ドレスデンの有名な研究所の「ヒペルテルマン」ワクチンを使えば太った人が三か月でやせると宣伝した。
この版は1面から3本の記事を選んで読み、「エル・タニ」たばこの広告など残りの記事は訳していない。紙面は製本された綴じ込みを開いた状態で撮影されており、各段の端が切れている。短編の作者名は「Cuento por H.」と「CLAIR.」の部分だけが読める。見出し「A MODA ACTUAL」は最初の1文字が欠けている。「GORDOS」の広告は左側が切れているため、訳文は文の途中から始まる。提供されたOCRの文字は大きく乱れていたので、本文は画像を目で読んで起こした。
翻訳
踊り子
碑文・文芸学院およびいくつもの学術団体の会員であり、古代エジプトに関する名高い研究の著者でもあるエバリスト・プルデントは、知識人の世界で大きな名声を得ていた。
オー!マルガリータ
マルガリータは言う。安くておいしい昼食をとるなら、ファンシーのエクスプレス・ランチにかなうものはない、と。
太った人がやせる
有名なドレスデン研究所の「ヒペルテルマン」ワクチンで三か月
解説
1926年のラ・ナシオンの成り立ちと紙面
ラ・ナシオンは、エリオドロ・ヤニェスが率いる自由派の国会議員たちが1917年1月14日に創刊した日刊紙である。同紙は報道を中心にした新しい型の新聞をめざし、紙面を専門の欄に分けて評判を得た。メモリア・チレナによると、海外報道の欄と運動競技の欄が読者に特に人気を集めた。1920年代には作家フアン・エマルがフランスから「パリからの便り」や「パリのラ・ナシオン」といった欄を送り、ヨーロッパの前衛芸術を同紙で紹介した。1926年10月30日の1面にも、碑文学院の学者を主人公にした短編、アメリカの漫画家の署名がある絵、サンティアゴの昼食店とドレスデンのやせ薬の広告が並んでおり、同紙が海外の文化と商業広告を組み合わせていたことがわかる。1927年にはカルロス・イバニェス・デル・カンポの独裁政権が同紙を接収し、チリ国家の公式の新聞に変えた。この号は、ヤニェスが同紙を手放す前年に発行されたものである。
ジョン・ヘルド・ジュニアとマージーの漫画
1889年生まれのジョン・ヘルド・ジュニアは、1920年代のアメリカで最もよく知られた雑誌挿絵画家の一人である。ヘルドは、踊ったり車を運転したり運動をしたりする若い女性フラッパーとその恋人たちを、角ばった線で描いて人気を得た。ヘルドは雑誌の仕事のほかに、新聞漫画「オー!マージー」とその続編「Merely Margy」を自分で書き、描いた。1927年に雑誌『バニティ・フェア』は、ヘルドを新聞に配信される画家でありながら描写と風刺の才を保っている人物としてたたえた。サンティアゴのこの紙面の絵は「BY JOHN HELD JR」という英語の署名と「オー!マルガリータ」という題を掲げており、マルガリータという名はマージーをスペイン語に置き換えた名前と読める。この紙面では主人公が宣伝文句を語り、ファンシーのエクスプレス・ランチにかなうものはないと読者に勧めている。サンティアゴの広告主は、アメリカで流行していたジャズ・エイジの人物を宣伝に使ったのである。参照した資料は、ヘルドの作品がどの経路でチリに届いたか、またスペイン語の文句を誰が書いたかを記していない。
チリの保健機関とヒペルテルマン「ワクチン」
チリは1926年までに国の保健機関を整えていた。メモリア・チレナによると、衛生研究所は1897年に最初の診断法を取り入れ、国内でワクチンの製造を始めた。1918年5月22日には衛生法典が法律第3385号として公布され、同法典が定めた衛生局が実際には保健省の役目を果たした。その6年後には衛生・援護・社会保障省が設けられ、アレハンドロ・デル・リオがこれを率いた。この広告は、やせるための製品を「ワクチン」と呼び、「有名なドレスデン研究所」の名を掲げている。広告主は、ワクチンという言葉とドイツの科学の評判を借りて製品を信用させようとしたと考えられる。太った人が3か月でやせるという効果は広告主の主張である。参照した資料は保健機関の歩みを記しているが、ヒペルテルマンのような製品がチリでどう取り締まられたかは記していない。
原文
LA BAILARINA
Evaristo Prudent, miembro del Instituto de Inscripciones y Bellas Letras y de varias sociedades cientificas, autor de un famoso estudio sobre el antiguo Egipto, gozaba de gran celebridad en los centros intelectuales.
Oh! Margarita
MARGARITA dice que para almorzar bien y a poco costo, nada hay como los express lunch del Fancy.
Los GORDOS quedarán FLACOS
tres meses con la Vacuna " HYPERTHERMAN " del famoso Instituto de Dresde
紙面の出典:Source: Internet Archive