新聞を読み込んでいます… / Loading the edition…

この日に発行された世界の新聞13紙の一面を、翻訳と解説で読めます。

Evening Star

ワシントンD.C.(アメリカ) · 英語

1926年11月5日付のイブニング・スター紙は、AP通信がまったく異なる土地から配信した記事を載せた。ニュージャージー州サマービル発の記事は、ホール・ミルズ殺人事件の公判を伝えた。この記事によると、州側が頼りにしていた目撃証人ジェーン・ギブソンは病気でサマービル病院から出られなかった。殺害された聖歌隊員の夫ジェームズ・ミルズは妻を最後に見たときの様子を落ち着いて語り、普段は平静なホール夫人が一瞬涙ぐみそうになった。ローマ発の記事は、ムッソリーニ内閣が首相、王族、国家に対する陰謀を死刑の対象とし、行為や宣伝でイタリアを害する者に5年から30年を超える禁錮刑を科すことを承認したと報じた。フィラデルフィア発の短い記事は、州最高裁判所の判決を執行するため、セスキセンテニアル博覧会が日曜日に販売用の建物を閉めると伝えた。

The Montgomery Advertiser

モンゴメリー(アメリカ) · 英語

1926年11月5日付のモンゴメリー・アドバタイザー紙1面は、二つの殺人裁判と上院の動きを並べて伝えた。ニュージャージー州サマービル発のAP電は、ホール=ミルズ事件の公判で、殺害を目撃したと語る養豚業者ジェーン・ギブソンについて、判事たちが病気のため証言できないと判断したと報じた。同じ記事は、エドワード・ウィーラー・ホール牧師の名刺にあった指紋を専門家が被告ウィリー・スティーブンスのものと証言したことも伝えた。バーミングハム発の特電は、元刑務所長チャールズ・R・デービスの殺人裁判を報じた。この裁判で州側は元服役囚を証人に立て、囚人ジェームズ・ノックスが死亡した日にフラットトップ鉱山の中でチェックランナーから残虐な扱いを受けていたことを示そうとした。別のAP電は、火曜日の選挙で委員長職にあった共和党のワズワース、アーンスト、スタンフィールド、ハレルド各上院議員が落選したため、上院の委員会で改編が必要になると予測した。

Le Figaro

パリ(フランス) · フランス語

1926年11月5日付のフィガロ紙は、一面の冒頭にリュシアン・ロミエのフラン論を掲げた。ロミエは、フラン高を見込む投機が初めて取引所の幅広い顧客を巻き込んだと伝え、1924年3月のフラン回復後と同じ「逆向きのパニック」の始まりだと論じた。フランソワ・コティは署名社説で、同紙が早い時期から経済協定を手始めとするドイツとの協調を支持してきたと述べた。コティはまた、連合国間の分裂によってヴェルサイユ条約の完全な履行はもはや不可能になったと主張した。「鉄仮面」の署名がある短い記事は、パリの新聞売りが「ピナール将軍、アメリカで大勝利!」と叫んだ様子を紹介し、アメリカの禁酒制度がフランスで不人気だと報じた。

Neue Freie Presse

ウィーン(オーストリア) · ドイツ語

ウィーンのこの一面は、ソヴィエト・ロシアで敗れた反対派について特派員の分析を載せた。特派員は今回の闘争の新しい点として、すべての反対派勢力が共通の戦術で結集したことと、ジノヴィエフが個人的な要素を闘争に持ち込んだことを挙げ、反対派ブロックの中で確かな綱領と思想的基盤を持つのはトロツキズムだけだと書いた。ローマ発の電報は、戦争志願兵から聖別された剣を贈られたムッソリーニがキージ宮のバルコニーに出た場面を伝えた。ムッソリーニは群衆に、今は演説の時ではないと述べ、求められている行動を翌日に示すと約束した。アルミン・T・ヴェグナーの記事は、ベルリンの静かなホテルで疲れた様子を見せるラビンドラナート・タゴールの姿から書き起こした。タゴールはシャンティニケタンの新しい大学への支援を求めてヨーロッパ各地を回る途中で、入院中の息子を見舞ったところだった。

L’Écho d’Alger

アルジェ(アルジェリア) · フランス語

1926年11月5日付『レコー・ダルジェ』の第一面は、3本の短い電報記事を載せた。ローマ発の記事は、ボローニャでムッソリーニを撃ったのはやはりアンテオ・ザンボーニであり、少年が兄弟ヴィーコの拳銃を使ったと伝えた。同じ記事は、ドゥーチェを殺すつもりだと友人に語った共産主義者ロドルフォ・パッサルディも警察が逮捕したと報じた。ペルピニャン発の記事は、スペイン政府に対する陰謀の摘発の一場面として、ミラスのホテルで昼食中の「革命軍」に警察が突入し、ジェノヴァ生まれの捕虜が逃れてスーツケースから爆弾をつかんだ様子を伝えた。リール発の記事は、ドゥエー重罪院で死刑判決を受けた「人殺しの姑」マリー・ルフェーヴルが破毀院への上告を断念し、残る望みは大統領の恩赦だけになったと報じた。

L’Écho annamite

サイゴン(現ベトナム) · フランス語

この日の『レコー・アンナミット』紙は、教育論と植民地のニュースと新聞どうしの論争を並べた。L・K・ヴァンの署名コラムは、ハノイ、サイゴン、フエにある三つの主要な相互教育協会の創立年と支部を紹介し、図書館や講演会、コンクール、展覧会を通じて会員にフランス語や科学、芸術、フランスの法律を学ばせるというサイゴンの協会の規約をたたえた。ハノイ発の記事は、10月31日にロンチョウからランソンへ向かう道路で殺されたロベール領事の葬儀を伝え、総督が葬列の先頭に立ち、葬列が大聖堂を経て墓地へ向かったと報じた。ヴオン・クアン・グオウの署名コラムは、ミトーでの襲撃を是認したとして『ランパルシアル』紙を攻撃し、同紙の社長がブイ・クアン・チエウの歓迎会で武装した一団を率い、カティナ通りで女性を平手打ちしたと非難した。

Journal de Genève

ジュネーヴ(スイス) · フランス語

1926年11月5日付のジュルナル・ド・ジュネーヴ1面は、「Dr E. v. R.」の署名がある書簡でオランダ・ベルギー条約の5項目を伝えた。5項目は、ベルギーの永世中立とアントワープを軍港にすることの禁止の廃止、オランダ領スヘルデ川の管理再編、アントワープからムールダイクとルールオルトへの運河、リエージュ=マーストリヒト間の水路改良だった。書簡は、双務的なのは最後の項目だけで、残りはオランダ側の譲歩だと論じた。社説は、ジュネーヴ市と周辺コミューンの合併をめぐる大評議会の審議再開を、委員会で大きく書き直された劇の第二幕にたとえた。紙面には第2面・第3面の目次も載った。

Politika

ベオグラード(現セルビア) · sr-Cyrl

この日の『ポリティカ』は、国内政治の論争、ギリシャの政局、火星をめぐる珍しい話題を並べた。ドラグ・S・コイッチ博士は署名コラムで、ドラギシャ・ラプチェヴィッチが3日付の同紙に書いたユーゴスラヴィアの議会政治論を取り上げた。コイッチは論説の大半を受け入れたが、独裁論の原因を議会秩序の軽視だけに求める結論については、政治現象の順序を逆にした誤りだと批判した。「S.」の署名記事は、ギリシャで君主制派の宣伝が広がり、共和制と結びついた軍部が憂慮していると伝えた。同じ記事によれば、コンディリス将軍の政府は憲法の変更を禁じ、民主派を強めるために比例代表制で選挙を行うと決めた。短信は、ロンドンのロビンソン博士が火星からモールス符号のMにあたる信号を受信したというイギリスの新聞の主張を紹介した。

Leidsch Dagblad

ライデン(オランダ) · オランダ語

1926年11月5日付のライデンの紙面は、学術、労働運動、市民生活の話題を伝えた。熱帯植民地経済学の講義を紹介する記事は、理論経済学の図式が植民地でどこまで通用するかを講義が問い、外来企業と現地住民の領域に分かれる植民地環境の説明から始めると報じた。別の記事は、ザーンダムのK.テル・ラーンが労働者啓発協会ライデン支部の催しで人民会館の大勢の聴衆を前にムルタトゥーリの労働者階級にとっての意義を語り、ダウエス・デッケルの時代の民衆の悲惨な状態と、クレーメルが描いたライデンの工場の子どもたちの姿から話を始めたと伝えた。ライデン救助隊は、ある橋の救助用の鉤が6回続けて破壊されたと訴え、運河が凍る前に安全な用具を整えたいと呼びかけた。

東亞日報

ソウル(現韓国) · 朝鮮語

部分的に判読できた1926年11月5日付東亜日報の紙面からは、中国の北伐を伝える短い外電を読み取れる。最初の記事は見出しに疑問符を付け、上海の孫軍司令部が孫伝芳本人から直接受け取ったという報道を伝えた。この記事は長沙にある米国宣教師団経営の病院の院長を情報源に挙げたが、判読できた本文は、院長が蔣介石について何を伝えたかを述べる前に途切れていた。次の記事は、山東督弁の張宗昌が七個師団で呉佩孚を援助することに結局決めたと報じた。いずれの記事からも、朝鮮の新聞が国民革命軍と北方軍閥の戦争を追っていたことがうかがえ、最初の記事は軍閥自身の司令部から出た報道に拠っていた。南北両軍やソ連を扱った記事など、この面のほかの記事は判読できない。

Crítica

ブエノスアイレス(アルゼンチン) · スペイン語

1926年11月5日付の「クリティカ」第1面は、フランスとスペインの国境で発覚したカタルーニャ分離派の侵攻計画と、それに関わったイタリア人をめぐるAP電を並べた。最初の記事は、ペルピニャンの陰謀に関与したイタリア人がイタリア警察の工作員であり、紛糾を引き起こす任務を負っていたとするフランス警察の発表を伝えた。2本目の記事は、フランス秘密警察の捜査を冒険小説にたとえ、ムッソリーニ暗殺を計画したとされるスキヴォリがニースでリッチョッティ・ガリバルディから反ファシストに紹介された経緯を報じた。その見出しはガリバルディをファシズムの卑しいスパイと断じた。3本目の記事は、逮捕されたマシア大佐の部下たちが逃亡しないと名誉にかけて誓い、マシアがすすり泣きの中で彼らに冷静を求めた場面を描いた。

Diário de Lisboa

リスボン(ポルトガル) · ポルトガル語

1926年11月5日付の『ディアリオ・デ・リスボア』は、商船隊をめぐる論説を載せた。論説は、ブラジル航路の開設を検討する委員会の作業について何も知らないと認めた。そのうえで、委員会が数回会合を開いただけで問題は解決不能だと結論づけることのないよう望んだ。論説は、国が諦めれば敗北主義が勝ち、国は敗者の役割に甘んじて現代生活のリズムから外れると警告した。同じ面には、パレデスという姓と「壁に耳あり」のことわざを掛けた短い小咄が並んだ。パリ近郊アニエール発の短信は、木の義足をつけた56歳の夜警が材木置き場の火鉢のそばで眠り込み、目を覚ますと義足が燃えていた出来事を伝えた。

Il Piccolo

Italy · イタリア語

1926年11月5日付のイル・ピッコロ紙は、ムッソリーニがローマの黒シャツ隊の群衆に感謝を述べ、今は演説の時ではないと語り、明朝には待ち望む行動が示されると約束したと伝えた。同紙は、群衆がこの言葉を熱狂的な歓呼で迎えた様子も報じた。同紙は下院が9日に召集されることを報じ、国王、王妃、摂政、皇太子、政府首班の生命を狙う者に極刑を復活させる法律が不可欠で急を要するとして、今やすべての者の見解が一致していると主張したアルフレード・ロッコの報告書を紹介した。同紙はまた、雨のなかトリノのサン・カルロ広場に正規軍と義勇軍の部隊が方陣を組み、アオスタ公に元帥杖が授与された式典の様子を伝えた。

万国一面について →

本日の新聞一覧

街を巡る ↑
100%
原紙を拡大して読む

つまんで拡大 · 指で紙を動かす