Diario La Nación
- 悪い案内人
- カタミナ
- 『ガウロール・アンプル』
1926年10月17日付のサンティアゴのラ・ナシオンは、フランスの作家モーリス・ルヴェルの短編『悪い案内人』のスペイン語訳を載せた。抜粋の場面では、暗がりに閉じ込められた男が踏みつぶしたい生き物をののしり、やすりで扉の蝶番を外した。男は、神が最初の障壁を壊させてくれたのだから残りの障壁も開いてくれるかもしれないと希望を抱いた。同じ物語の断片は、二つの薬の広告の中にも入り込んでいた。カタミナの広告は無臭の疥癬用亜鉛軟膏を宣伝し、バルパライソのHeesch, Nagel & Cía.とベルリンのJ. D. Riedel社の名を並べた。ガウロールの広告は、注射用の石灰塩が結核患者に力と健康を取り戻させるとうたった。
この版は、一部だけを読み取った紙面から三つの抜粋を扱う。三つの抜粋は、モーリス・ルヴェルの短編の一部と、物語の断片が紛れ込んだ二つの広告である。綴じ目の影響で複数の段の左端が欠けており、物語の段は画像の区切りでも途切れている。OCRの文字は断片的だったので、転記は紙面の画像から直接起こしたものである。冒頭の断片「CIO LEVEL」と「curecía」は印刷のまま残してある。カタミナの抜粋は営業時間の一行で始まるが、この読み取りからはどの広告主の文言かを特定できない。ガウロールの広告では「TUBERCULOSIS」の後の語が不鮮明で、その読みは確かではない。選んだ抜粋はどれもカハ・デ・クレディト・ポプラールに触れていないので、解説はこの機関を取り上げない。取得した資料はJ. D. Riedel社の戦後チリでの販売活動を記録していないので、解説はこの点も取り上げない。
翻訳
悪い案内人
……CIO LEVEL ……curecía。ああ、あの怪物を踏みつぶし、長靴の下でそれが破裂するのを感じるのは、なんという快楽だろう!……ほとんど正気を失って、彼はそれをののしり、挑発した。
「来い、近寄ってみろ、近寄れるものなら近寄ってみろ……」
ところが、やすりをかけ続けるうちに扉の蝶番が外れ、扉板が重々しく回って、扉は開いたままになった。
扉ひとつ!……日の光を見るまでに越えなければならないに違いない恐ろしい障壁の数々に比べれば、それが何だというのか?……それでも、限りない喜びが彼の胸を満たし、勇気をよみがえらせた。それから彼は考えた。
「神がこの手で最初の扉を壊すことをお許しになったのだから、ほかの扉も私の前で開くことをお望みなのかもしれない」
……の間に延びていた廊下は……
カタミナ
営業時間 9時から5時まで休みなし
……その嘆きを押し殺そうと。無駄な骨折りだった。叫び声はこちらから……あちらから……と聞こえ、動物を捕まえたと思うたびに、彼の指が触れるのは冷たい敷石か湿った壁ばかりだった。
カタミナ カタミナ 疥癬を治す新しい抗疥癬薬。においがなく、衣類を汚さない。かゆみはすぐに消える。カタミナ 在来植物のエキス入り亜鉛軟膏。
HEESCH, NAGEL & Cía. バルパライソ 私書箱203
J. D. RIEDEL A. G. ベルリン
『ガウロール・アンプル』
……扉。ずいぶん前から……
「ああ、汚らわしい虫けらめ!」
『ガウロール・アンプル』(痛みのない注射用の新しい有機石灰塩)
集中的な再石灰化、迅速で確実なカルシウム補給。肺・骨・リンパ節の結核に苦しむ人々に、ガウロール(登録商標)(リン添加有機カルシウム配合剤)による治療で、力と健康がよみがえる。食欲を増進し、血液を豊かにする。すべての医師が推奨。
総代理店 V. Corry & Cía. サンティアゴ、モンヒータス739
Cocoa [?] Roff
解説
作者モーリス・ルヴェルとパリの新聞小説
モーリス・ルヴェルは1875年8月29日に生まれたフランスの小説家・劇作家で、不気味で残酷な短編を専門にした。ルヴェルは1926年4月15日に亡くなったので、ラ・ナシオンはこの作家の死から半年後にその作品を載せたことになる。ルヴェルの短編はパリの新聞のコラム欄に定期的に載り、グラン・ギニョル劇場で上演されることもあった。ルヴェルの短編は国外にも広まり、その多くは1903年以降、翻訳されてアメリカの新聞にも掲載された。この紙面は作者名を名前のスペイン語形で「MAURICIO LEVEL」とだけ記し、翻訳者の名前を載せていない。
残酷物語の型と扉の前の男
H・P・ラヴクラフトは1927年の評論『文学における超自然の恐怖』で、ルヴェルの作品を、怪奇小説の伝統の一部というより独自の部類である「コント・クリュエル」とみなした。ラヴクラフトによれば、この型の物語は劇的なじらしや挫折、身の毛のよだつ肉体的な恐怖によって読者の感情を強く動かす。今回の抜粋もこの型に沿って進む。正気を失いかけた男は、長靴の下で破裂させたい生き物をののしる。男はやすりで扉の蝶番をついに外し、神が最初の障壁を壊させてくれたのだから残りも開いてくれるかもしれないと考える。紙面の抜粋は「El corredor que se abría entre」で途切れている。読者は、廊下がどこへ通じるのかも、題名の「悪い案内人」が誰なのかも、この部分からは知ることができない。
ラ・ナシオンの報道重視の路線とパリとのつながり
ラ・ナシオンは1917年1月14日、エリオドロ・ヤニェスが率いる自由党系の国会議員たちによって創刊された。メモリア・チレナによれば、ラ・ナシオンは公然とした政治宣伝や党派の主張よりも報道を重んじる新しい型を広めた新聞の一つだった。同紙の専門欄は、国内政治や社会問題から労働運動、国内外の文化まで幅広い題材を扱った。イネス・エチェベリア・ベジョは1917年から同紙に日曜コラムを書き、さまざまな話題を取り上げた。フアン・エマルはフランスから前衛芸術の紹介を続け、「Notas desde París」と「La Nación en París」の欄を率いた。パリで書かれた怪奇短編の翻訳は、海外の文化を広く扱う同紙の紙面構成と合っている。これらの資料は同紙の欄構成を大まかに説明するだけで、同紙が翻訳小説をどう選んだかには触れていない。
1927年のイバニェス政権による接収
ラ・ナシオンはこの号から1年もたたないうちに独立を失った。カルロス・イバニェス・デル・カンポの独裁政権は1927年7月に同紙を接収し、ラ・ナシオンはチリ国家の公式の新聞になった。所有者のエリオドロ・ヤニェスはチリを離れ、1931年まで亡命生活を送った。翻訳された外国小説と商業広告が並ぶ1926年10月17日付の紙面は、ラ・ナシオンが民間の独立紙だった最初の時期の最後の数か月に作られたものである。
薬の広告がうたった効能
二つの薬の広告は物語の段の中に入り込んでおり、広告が述べる効能は広告主自身の主張である。カタミナの広告は、在来植物のエキスを加えた無臭の新しい亜鉛軟膏として疥癬薬を売り込み、衣類を汚さずかゆみがすぐに消えるとうたった。この広告は、バルパライソ私書箱203のHeesch, Nagel & Cía.とベルリンのJ. D. Riedel A. G.の名を並べた。ガウロールの広告は、痛みのない注射用の有機石灰塩が肺・骨・リンパ節の結核患者に力と健康を取り戻させると宣伝した。同じ広告は、すべての医師がこの薬を推奨すると主張し、販売元としてサンティアゴのモンヒータス739のV. Corry & Cía.を挙げた。紙面はこれらの効能について、広告主の言葉以外の裏付けを示していない。
原文
EL MAL GUIA
CIO LEVEL curecía. ¡ Ah, qué voluptuosidad aplastar el monstruo, sentirlo estallar bajo su bota!... Casi demente, lo insultaba, lo provocaba: - Ven, acércate, atrévete a acercarte... Pero ocurrió que, a fuerza de limar, los goznes de la puerta cedieron, y que habiendo girado el batiente pesadamente, quedó abierta. ¡ Una puerta!... ¿ Qué era aquello en comparación de las barreras espantosas que sin duda tendría que franquear antes de ver el día?... Sin embargo, una alegría infinita inundó su corazón reanimando su valor. Después pensó: - Puesto que Dios ha permitido que con mis manos pudiera destruir la primera, es que tal vez quiere que las otras se abran delante de mí. El corredor que se abría entre
CATAMINA
Horas de oficina: De 9 a 5 sin INTERRUPCION ra ahogar su lamento. Trabajo inútil. El grito salía de aquí... de allá... y cada vez que creía alcanzar al animal, sus dedos no encontraban sino las baldosas heladas o la pared húmeda. CATAMINA CATAMINA EL NUEVO anti-escabiósico para CURAR LA SARNA. No tiene olor, no mancha la ropa. La comezón desaparece luego. Catamina: Pom. de zinc con extracto de plantas indígenas. HEESCH, NAGEL & Cía. Valparaíso - Casilla 203 J. D. RIEDEL A. G. BERLIN
“Ampolletas Gaurol”
puerta. Hacía mucho tiempo que - ¡ Ah, sabandija inmunda! - " Ampolletas Gaurol " (Nueva sal orgánica de cal inyectable indolora) REMINERALIZACION INTENSIVA, RECALCIFICACION RAPIDA Y SEGURA, FUERZA Y SALUD, SON DEVUELTAS A LOS QUE SUFREN DE TUBERCULOSIS PLMONAR, OSEA O GANGLIONAR, POR MEDIO DE UN TRATAMIENTO CON EL GAUROL (M. R.) (COMBINACION ORGANICO - CALCICA FOSFORADA) ESTIMULA EL APETITO, ENRIQUECE LA SANGRE. TODOS LOS MEDICOS LO RECOMIENDAN. DEPOSITARIOS: V. Corry & Cía. - Monjitas 739. - Santiago Cocoa [?] Roff
紙面の出典:Source: Internet Archive