Aftenposten
- おそらくノルウェー人の死者はなし
通信員の返答は安心材料を示す一方、なぜ暫定的なのかも説明した。死者名簿は不完全で、国籍ではなくフロリダの住所を記載した。ノルウェー人についての結論は名前からの推定だった。そのため見出しの「おそらく」は不可欠で、訳から取り除ける留保ではない。
右上の見出しと、9月21日付ニューヨーク通信員の返答の「de omkomne」まで。導入の照会文、弔意の記事、他の記事は転記していない。
翻訳
おそらくノルウェー人の死者はなし
ニューヨーク、9月21日。私が確認できた限りでは、ノルウェー人の死者はいない。死者名簿には多くの抜けがあるである。名前の横にはフロリダでの住所しか記されておらず、国籍は示されていない。しかし名前から判断すれば、死者の中にノルウェー人はいない。
解説
遠い災害の中で同国人を探す
特派員は、ノルウェーの家族にとって切実な、同国人の死者がいるかという問いを追っている。広い被災報道が、国境を越えた人探しにもなっているのだ。一人称の報告からは、故郷で消息を待つ家族に向けて名前を確かめる作業が見える。
フロリダの住所だけでは分からないこと
入手できた名簿には現地の住所があり、国籍はなかった。フロリダで人を特定するには役立っても、外国とのつながりを調べるには不十分だった。そのため特派員は名前を手掛かりにしており、現地で作る名簿と海外の新聞が知りたいことのずれが表れている。
被害の全体像より先に消息が必要だった
ハリケーンは9月18日にマイアミを襲い、20日にはメキシコ湾岸にも達した。21日付の電報は、捜索と連絡が続く最中に書かれたものだ。家族は被害全体の記録が完成するまで待てず、不確かな段階でも身内の消息を知る必要があった。
原文
Antagelig ingen norske omkommet.
New York, 21de september.
Saavidt jeg har kunnet bringe paa det rene, er der ikke omkommet nogen norske. Listen over de døde er endnu meget ufuldstændig. Der opføres ved navnene bare den adresse, de har hat i Florida, uten at angi deres nationalitet. Efter navnene at dømme er der imidlertid ingen norske blandt de omkomne.