Evening Star
- 郵便局長の罷免で大統領の権限を支持
- リード、インディアナ不正資金疑惑でウォルブを非難
- キリン2頭が動物園へ、3頭目は出航前に死ぬ
イブニング・スター紙はトップ記事で、最高裁がマイヤーズ事件で大統領の罷免権を認めた判決を報じた。タフト首席判事の意見は、上院の同意なしに郵便局長などの行政職任命者を罷免する権限を大統領に認め、その権限を制限するとされてきた連邦法を無効とした。カンザスシティー発の記事は、インディアナ州の選挙運動をめぐる上院選挙資金委員会の調査が再開されたことを伝えた。国際連盟無党派協会のジョゼフ・マイヤーズ・ジュニアは、同協会の宣伝が世界法廷への投票を理由にワトソン、ロビンソン両上院議員の落選を狙ったとする共和党州委員長ウォルブの証言を「たわごと」と退けた。ボストン発の記事は、ワシントンの子どもたちがアフリカへ探検隊を送って求めたキリンのハイボーイが、2,000匹の動物とともに思いがけない連れを伴って到着したと伝えた。
翻訳
郵便局長の罷免で大統領の権限を支持
合衆国大統領が上院の同意なしに郵便局長その他の行政職任命者を罷免する権利は、オレゴン州ポートランドから上がったマイヤーズ事件において、本日、最高裁判所によって支持された。タフト首席判事が執筆した意見で、最高裁は、大統領からその権限を奪うものとみなされてきた連邦法は無効であると判示した。ウィルソン大統領がフランク・S・マイヤーズをポートランドの郵便局長から罷免したことをめぐるこの訴訟は、政府の立法府と行政府が最高裁の場で憲法上の権限をめぐる注目すべき対決に臨む焦点となっていた。
リード、インディアナ不正資金疑惑でウォルブを非難
カンザスシティー発、10月25日――国際連盟無党派協会がインディアナ州の上院議員選挙運動に影響を及ぼそうとしていたとする上院選挙資金委員会での証言は「たわごと」だと、ジョゼフ・マイヤーズ・ジュニアは本日、当地で再開された同選挙運動に関する上院の調査の場で言明した。マイヤーズは今年の最初の半年間、インディアナ州で同協会の代表を務めていた。インディアナ州共和党委員会の委員長クライド・A・ウォルブは先週シカゴで、同協会が流した「宣伝」は、世界法廷に反対票を投じたことを理由に、共和党のワトソン、ロビンソン両上院議員を落選させることを狙ったものだと証言していた。
キリン2頭が動物園へ、3頭目は出航前に死ぬ
ボストン発、10月25日――ワシントンの子どもたちがスミソニアン・クライスラー探検隊をアフリカの奥地へ送り出してまで求めたキリン、ハイボーイが当地に到着した。そして、誰もが大いに驚いたことに、ジャングル時代の古い遊び仲間も一緒にやって来た。ハイボーイが仲間のキリンを連れてくるとは誰も知らなかったため、シティー・オブ・カルカッタ号でアメリカに運ばれたほかの哺乳類や鳥類、爬虫類2,000匹とともに当地に上陸したこの新入りには、名付けるための名前が用意されていなかった。
解説
ポートランド郵便局長の罷免が最高裁に至った経緯
イブニング・スター紙が報じた判決は、6年前に始まった争いに決着をつけたものである。ウッドロー・ウィルソン大統領は1920年、理由を公に説明せず、上院の助言と同意も求めずに、ポートランドの郵便局長フランク・S・マイヤーズを罷免した。マイヤーズは給与の支払いを求めて提訴したが、請求裁判所は請求の遅れを理由に訴えを退けた。マイヤーズの死後は、未亡人が訴訟を引き継いで最高裁まで争った。紙面は、大統領から罷免権を奪うとみなされてきた連邦法を最高裁が無効としたと伝えた。後の法制史もこの点を重く見ており、マイヤーズ事件を、権力分立に反するとして最高裁が連邦法を無効とした最初の事件と位置づけている。
タフト判決の射程と1935年の限定
反対意見の判事たちは、大統領に無制限の罷免権を認めれば猟官制が復活し、公務員制度が損なわれるおそれがあると警告した。最高裁は10年もたたないうちに、この問題を再び扱った。フランクリン・ローズベルト大統領は1933年8月31日、連邦取引委員会の委員ウィリアム・ハンフリーに書簡を送り、その後、書簡でハンフリーを委員から罷免した。最高裁は1935年のハンフリー遺言執行者事件で、政治的動機による罷免から委員を守る法律を支持した。サザーランド判事が全員一致の法廷を代表して大統領の主張を退け、マイヤーズ判決は純粋に行政的な職員に限って適用されると判示した。1926年の判決はその後に再び重みを増し、ロバーツ長官のもとの最高裁は2020年のセイラ・ロー対消費者金融保護局事件で、大統領が原則として制約のない罷免権を持つというマイヤーズ判決の中心部分を再確認した。
リード委員会が1926年に調べていたこと
カンザスシティー発の記事にある上院選挙資金委員会は、上院議員選挙の支出と不正の可能性を調べるために上院が1926年に設けた特別委員会である。上院は、ペンシルベニア州予備選挙での過大な支出をめぐる疑惑を受けて、この委員会を設置した。ミズーリ州選出の民主党上院議員ジェームズ・A・リードが委員長を務め、委員会は1926年の夏から秋にかけて、主にイリノイ州予備選挙についてシカゴで公聴会を開いた。ウォルブが先週シカゴで証言したという紙面の記述は、この日程と合っている。委員会は法的な制約のもとで調査を進めた。最高裁はトルーマン・ニューベリーの事件で、連邦腐敗行為防止法は憲法上予備選挙に適用できないと判断していた。上院の歴史記録はペンシルベニア州とイリノイ州の審理を中心に記しており、インディアナ州をめぐる審理の様子はこの紙面が伝えている。調査の影響はその後も続き、上院は1928年1月19日、イリノイ州で当選したフランク・L・スミスには議席を得る資格がないと61対23で議決した。
ワトソン、ロビンソン両議員と世界法廷への投票
紙面によれば、ウォルブは、同協会の宣伝が世界法廷に反対票を投じたジェームズ・E・ワトソン、アーサー・R・ロビンソン両上院議員を標的にしたと証言した。1926年には、世界法廷をめぐる投票が実際に選挙の争点になっていた。隣のイリノイ州では、フランク・L・スミスが、世界法廷を支持する決議に賛成票を投じた現職のウィリアム・B・マッキンリー上院議員を激しく批判した。インディアナ州ではこの年、上院の2議席が改選の対象だった。この紙面の8日後の1926年11月2日に行われた選挙で、ワトソンは再選された。ロビンソンは議席を埋めるために任命された暫定の議員で、残りの任期を務めるための選挙で民主党のエバンズ・ウーレンを破って再選された。紙面は対立する証言を伝えているだけであり、同協会が実際に両議員の落選を図ったかどうかは、この記事からは確かめられない。
原文
PRESIDENT’S RIGHT UPHELD IN OUSTING OF POSTMASTERS
The right of the President of the United States to remove postmasters and other executive appointees from office without the consent of the Senate was upheld today by the Supreme Court in the Myers case from Portland, Oreg. In an opinion by Chief Justice Taft the court held that Federal statutes which have been regarded as withholding that power from the President are void. The case, involving removal by President Wilson of Frank S. Myers as postmaster at Portland, had proved a focal point upon which the legislative and Executive branches of the Government had come to a notable trial of constitutional right before the highest court.
REED SCORES WALB FOR INDIANA SLUSH FUND ALLEGATIONS
KANSAS CITY, October 25. - Testimony before the Senate campaign fund committee that the League of Nations Non-Partisan Association was trying to effect the senatorial campaigns in Indiana is " poppycock, " Joseph Myers, jr., declared today at the resumption here of the Senate inquiry into that campaign. Myers represented that association in Indiana during the first six months of this year and Clyde A. Walb, chairman of the Indiana Republican State committee, testified last week at Chicago that " the propaganda " put out by the association was designed to defeat Senators Watson and Robinson, Republicans, because of their vote against the World Court.
TWO GIRAFFES COMING TO ZOO; THIRD DIED BEFORE SHIP SAILED
BOSTON, October 25. - Hi-Boy, the giraffe for whom the children of Washington sent the SmithsonianChrysler expedition into the wilds of Africa, is here. And so's his old jungle playmate, much to the surprise of everybody. Unaware that Hi-Boy was bringing a fellow-giraffe along with him, there was no name with which to christen the newcomer upon his landing here in company with 2, 000 other mammals, birds and reptiles, brought to America on the City of Calcutta.
紙面の出典:所蔵機関のデジタル資料