Diário de Lisboa
- フォンク機が炎上、乗員2人死亡
太字のアヴァス通信は離陸時の墜落と火災を伝え、フォンクと補助操縦士の脱出を、整備士と無線電信士の死亡から区別した。部分版は短い通信全体を翻訳し、その下の編集部注は除いた。
中央下のフォンク見出しと太字のアヴァス通信を通信社表記まで。後続の編集部注は対象外。
翻訳
フォンク機が炎上、乗員2人死亡
フォンクの飛行機が炎上
乗員2人が焼死
ニューヨーク、21日――飛行士フォンクの機体が離陸を試みた際に転覆し、炎上した。
フォンクと副操縦士は機体から飛び降り、無傷で脱出した。
整備士と無線電信士は焼死した。(アヴァス通信)
解説
パリへの無着陸飛行を目指して
ルネ・フォンクはシコルスキーS-35でニューヨークからパリへの無着陸飛行を準備していた。この航路には2万5,000ドルのオルティーグ賞が懸けられ、航空界の大きな挑戦になっていた。事故は大西洋横断が始まる前に起き、記録への期待を集めた計画が、出発時の死亡事故として伝えられることになった。
長距離飛行では離陸そのものが難関
長距離機は、長旅に必要な燃料や装備を積んだまま地上を離れなければならなかった。S-35には重い機体の離陸を支え、飛び立った後に切り離す補助脚が取り付けられていた。航続距離を延ばす工夫は、大西洋上の危険に向き合う以前に、地上での難しさも生んでいた。
有名な操縦士を支えたチーム
短い電報は、生還した操縦士2人と、死亡した整備士・無線電信士を分けて伝えている。その職務からは、操縦、機体の整備、通信を担う人々が協力する遠征だったことが分かる。見出しを飾るのはフォンクの名だが、命を失ったのは、紙面で大きく名前を扱われなかった仲間たちだった。
原文
O avião de Fonck INCENDIOU-SE tendo morrido queimados dois tripulantes NEW-YORK, 21. — Quando tentava levantar vôo o aparelho do aviador Fonck capotou, incendiando-se. Fonck e o seu piloto-ajudante saltaram do aparelho, ficando ilesos. O mecanico e o radiotelegrafista morreram carbonisados.—(Havas).
O avião de Fonck
INCENDIOU-SE
tendo morrido queimados dois tripulantes
NEW-YORK, 21. — Quando tentava levantar vôo o aparelho do aviador Fonck capotou, incendiando-se.
Fonck e o seu piloto-ajudante saltaram do aparelho, ficando ilesos.
O mecanico e o radiotelegrafista morreram carbonisados.—(Havas).